ひすいこたろうさんとコラボで出版した本
『今日、誰のために生きる?』
が大ヒットし、Youtubeでもバズりにバズっているペンキ画家のショーゲンさん。
そんなショーゲンさんがティンガティンガというアートを学ぶために
住んでいたタンザニアのブンジュ村は、実は縄文時代の人々から学んだ教えを
受け継いで生活しているそうなんです。
そんな縄文の教えをいくつかまとめてみました!
どのエピソードも心に響き、感動するものばかりです。
それでは早速見ていきましょう!
タンザニアブンジュ村縄文の教え! ショーゲンさんとは?
ショーゲンさんはペンキを使いアートを描く画家です。
ある日、雑貨屋さんの壁に飾ってあった”ティンガティンガ”というペンキアートに衝撃を受け、
アフリカのタンザニアにあるブンジュ村で絵を描きながら200人の村人と共に生活をしていました。
このブンジュ村には、村長のおじいちゃんから伝わるという、
『夢の中で出会った日本人から聞いた、生きていく上での大切な教え』
を生活の中で村人からコンコンと伝えられます。
帰国後、ペンキ画家としての活動を中心に、
ブンジュ村での教えを伝えるために、学校や地方での講演活動などを行っています。
ひすいこたろうさんとの出会いからYoutubeなどの活動を開始し、コラボ本を発売。
そして現在いろんなYoutuberの動画に呼ばれるなどバズりにバズっています。
タンザニアブンジュ村縄文の教え!
ブンジュ村の村長に挨拶に行くと、村長からこんなことを聞かされました。
『この村に入った日本人も外国人も、ショーゲンが初めてなんだけど、
実はこの村には日本人の文化とか価値観が、色濃く反映されているんだよ。
これは不思議な話になるんだけど、120〜130年前に生きていた村長のおじいちゃんが
村で御祈祷やご神事をするシャーマンだったのだけれども、
よく夢の中で日本人と繋がっていて、
生きていく上での大切なことを全て習っていたんだ。』
引用元:ペンキ画家ショーゲンSHOGEN Youtube
と教えてくれたそうです。
当時の日本人は、日常に溢れる小さな喜びを拾い上げるプロで、
ロマンや夢を大切にしながら生きていたそうなのです。
そんな日本人から聞いた、ブンジュ村に伝わる教えを早速みていきましょう!
ブンジュ村の教え 無駄だと思えることの中に幸せがある
ある日、近所に住むザイちゃんという3歳の女の子が、
お父さんに『流れ星を捕まえに行きたいと』言いました。
お父さんは『よし!捕まえに行こう!』とザイちゃんと一緒に、
流れ星を捕まえに行ったそうです。
1時間半後に戻ってきたら、お父さんは汗だくで足に切り傷を作り、血を流しながら帰ってきました。
そして『今日は見つからなかった』とものすごく悔しそうだったと。
次の日お父さんとお父さんのお友達の2人で、「ザイちゃんに流れ星を見せてあげなきゃいけない」ということで、出て行こうとしました。
その時、流石に止めなきゃいけないと『流れ星は捕まえられへんから』と2人に言ったそうです。
そしたら、2人が振り返りこう言いました。
『ショーゲンは流れ星を捕まえに行ったことがあるから、俺らに言ってるのか?
行ったことがないのなら、捕まえに行ったことがないやつに言われたくない。
流れ星が流れてるとこは捕まえられないかもしれないけど、
落ちてるかもしれないやろ?
そこに対してお前にはロマンとか夢というのはないんか?
ショーゲンを見てると無駄を省いて効率よく生きようとしているけれども、
「無駄だろ」とか「あほやろ」とか「しょーもないわ」と言われることの中に
幸せっていうのがあるのに、お前はもったいないな。
人が生きるということを効率よく考えるのであれば、
生まれてすぐに死ねばいい。
人というのはいかに無駄な時間を楽しむかというテーマで生きてるやろ。
ショーゲンが肩書を外した時の自分の心の中の本当の喜びって何やった?
幸せって何やった?
小さい時小学校の時自分は何が嬉しくて、何にワクワクしていて、
何に感動していた?
もう一回その自分の心の中の本当の声に
耳を傾けてあげないといけないんちゃう?』
引用元:ペンキ画家ショーゲンSHOGEN Youtube
私はこのお話が大好きです。流れ星を捕まえに行きたいと言われたら、
そんなの捕まえられないよとすぐに言ってしまうのがほとんどかと思いますが、
捕まえられないとわかっていても、
よし!やってみよう、もしかしたら捕まえられるかもしれないし、落ちてるかもしれない
というワクワクした気持ちや、無駄だと思うことを楽しむってとっても大切なことなんだなと思いました。
確かに流れ星を捕まえにいくぞ!ってめちゃくちゃワクワクしますよね!
日本人は日々やることに追われていて、心に余裕がなく過ごしています。
”忙しい”という自分は心を亡くすと書きますね。
自分は何にワクワクしていて、何に感動していて、
何を幸せとして生きているのか、もっと心に余裕を持って、
自分の大切なものや人や心にしっかりと眼を向ける時間を持つ必要があるなと思いました。
ブンジュ村の教え 抱きしめるように話す
ある日、近所に住む3歳の女の子、ザイちゃんが
友達からお菓子をもらっているのを見たショーゲンさんは
「ザイちゃん、ちゃんとお礼を言わないとダメだよ。」
と言ったそうです。
そしたら、ザイちゃんに
『ショーゲンは、肌と肌が触れ合うのが温かいということがわかっていて、
私にその言葉を言ってるの?
ショーゲンの言葉には体温が乗っかっていないから私には伝わらない。』
そう言われて、ショーゲンさんは動揺したそうです。
そして、『言葉は相手を抱きしめるようにして話すんだよ。
ショーゲンは人に抱きしめられたことがないの?私が抱きしめてあげるね』
といって3歳の女の子に抱きしめられたそうです。
それから、ショーゲンさんは自分なりに体温を込めて話すようにしていたそうなのですが、
なかなか言葉に体温を乗せるということがうまくできなかったそう。
そんな時、村の近くに夕焼けの丘という丘があり、
ショーゲンに見せたい夕日があるから3日後にそこに来いと村長に呼ばれました。
3日後、夕焼けの丘にいくと、
サーモンピンクにオレンジ色がかかったような夕焼けがそこにありました。
『ショーゲン、手を前に出してみて。
このオレンジ色にショーゲンの体が染まって行っているのがわかるか?
このオレンジ色を言葉に乗せて話すんだよ。』
と教えられたそうです。
とっても素敵ですよね。
引用元:ペンキ画家ショーゲンSHOGEN Youtube
ブンジュ村の方達は、相手と会話をする時にはしっかりと相手とそして自分と向き合って心を込めて会話しているんだなということが伝わります。
こういう話し方をすれば、きっとコニュニケーションもスムーズにいくことが多いんじゃないかなと思いました。
私もこれから誰かに伝えるときは、
『言葉に体温を乗せて、抱きしめるように話す』を心がけたいと思います。
ブンジュ村の教え あきらめる時間が来ることの幸せ
ブンジュ村で生活を始めたショーゲンさんは来る日も来る日も時間を惜しみ
暗くなっても絵を描き続けていました。
ある日、そんなショーゲンさんをみて、村長が、
『ショーゲン、諦めれる時間がくることの幸せってわかるか?
日が沈んで薄明かりがついていたとしても、もう真っ暗やろ?
だから、作業をしていたとしても諦めないといけない。
ショーゲンは諦めれると聞くとマイナスに考えてへんか?
でもこの村ではプラスなんや。
なぜなら、諦めれるということは、今から真の休息の時間が来るということだからね。
日本では24時間電気がついているやろ?
そしたら、深夜でもあと30分何か作業したら、
いいものが生まれるのかな?って思ってしまわない?
今の日本人はいつ諦められる時間、真の休息の時間を作っているの?
一生懸命頑張るというのは素敵なことやね。
負けたくない。それも大切な感情だよね。
でもこの世には諦められる時間が来ることの幸せというのもあるんやで。』
そう言われたそうです。
ブンジュ村でいう諦めるというのは”何もしない”ということなんじゃないかとショーゲンさんは言っています。
引用元:ペンキ画家ショーゲンSHOGEN Youtube
何もしないということは心に余裕を作る上でとても大切な時間で、
何もしないという時間を作ることで自分の中での本当の喜びとか幸せとか、
心の中心に向き合う時間を作ることで、心に余裕が生まれ、
自分自身を大切にできるように、繋がっていくんじゃないかと思いました。
そして、今私はこの記事を深夜に書いています。汗。
タンザニアブンジュ村縄文の教え! まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はショーゲンさんのYoutubeで紹介しているエピソードの中から、
私が大好きな3つのエピソードについてご紹介しました。
最後の諦める時間があることの幸せのお話は、今の私の心にグサグサ刺さりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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